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2002年MSC-20 テクニカルトライアルイン金ヶ崎

スタート地点 中盤にさしかかった、全日本ダートトライアル選手権。2年ぶりの東北での開催となる。ただし、今回の会場となるダートアドベンチャー金ヶ崎は全日本は初開催。事前には、かなりバンピーな路面だとの情報も流れたが、主催者の努力により、イベント当日には見事に改良されていいた。

コースは、下り坂からスタートし左コーナーを抜けると、いきなり長ロングのストレートから4速でのハイスピードコーナー。そして、中盤から後半にかけて、低速になっていくというレイアウト。

Lクラス

参加4台、出走4台。

前夜の雨の影響で、1本目は完全なウェットコンディション。さらに、1本目終了後の散水も無く、Lクラスにしては珍しい、完全ドライ路面。そのため、2本目では全選手、10秒を超えるタイムアップとなった。

岡崎恵美子選手 赤松裕子選手 山野久乃選手
岡崎恵美子選手は前戦SSCCから2連勝。次戦も得意の丸和で連勝を狙う。 赤松裕子選手は岡崎選手にコンマ5秒差の2位。(映像) 山野久乃選手は1600ccのミラージュながらも、2本目のタイムで、マシントラブルでリタイヤした人見選手の1本目のタイムを上回り、3位。(映像)

A1クラス

参加16台、出走15台。

ストーリアのワンメイクとなりつつあるこのクラス。アルトに乗る佐藤選手の健闘が光る。やはり、1本目はウェットコンディションで、完全な2本目勝負となった。

原宴司選手 撮り損ないました。 伊藤益弘選手 西田裕一選手 五味真一選手 松本達也選手
1本目2位だった原宴司選手は、2本目に逆転。開幕から3連勝中。(映像) 前回の丸和で3位を獲得した、佐藤秀昭選手。今回は原選手に0.08秒差の2位。 1本目は2位に2秒差をつけるすばらしいドライビングの伊藤益弘選手。しかし、2本目は逆にトップから2秒落ちの3位。(映像) 4位: 西田裕一選手(映像) 5位: 五味真一選手(映像) 6位: 松本達也選手

A2クラス

参加24台、出走24台。

A4についで参加台数の多いA2クラス。今回は4台ものクラッシュによるリタイヤが発生するという荒れた展開となった。1本目に比べ、グリップの上がった路面、白熱した戦い、そして適度(?)な車重が原因となったのだろうか。

早川祐司選手 太田延昭選手 撮り損ないました。 笹本俊選手 川島秀樹選手 藤井秀樹選手
早川祐司選手は激しい攻めの走りで優勝。一気にシリーズトップに踊り出た。(映像) 太田延昭選手は、前戦SSCCでは16位と低迷したが、第1戦の優勝に続き2位(映像) 3位から7位までが1秒以内に収まる中、香坂幸男選手は一歩抜きん出て3位をゲット 4位: 笹本俊選手(映像) 5位: 川島秀樹選手(映像) 6位: 藤井秀樹選手(映像)

A3クラス

参加14台、出走13台。

山尾、川崎両選手の2強に、渡部選手がからむ、1600ターボ4WDのミラージュ、ランサーの戦い。そこについに割って入ったのが2WDインテグラの石井選手。

山尾英史選手 石井淳選手 川崎勝巳選手
山尾英史選手は2本ともベストタイム。しかも2位との差は3.5秒。(映像) 熟成進むインテグラ石井淳選手。次戦は地元丸和で初勝利を上げられるか(映像) 川崎勝巳選手は3位。シリーズポイントでは山尾選手に追い付かれ、同点1位に。(映像)

C1クラス

参加13台、出走11台。

ダイハツVSスズキのワークス対決となっているC1クラス。昨年のチャンピオンマシンを駈る志賀選手が1歩リード。同点で平塚選手と岡選手が追う形で向かえた第3戦。

志賀彰選手 平塚忠博選手 岡政郎選手
1位: 志賀彰選手はSSCCに続いて2連勝。「てれーっと走った」とは本人談。(映像) 2位: ニューマシンの平塚忠博選手は開幕から4、3、2と順位を上げてきた。次はいよいよ…(映像) 1本目DNFの岡政郎選手。2本目ではしっかりと3位入賞。(映像)

C2クラス

参加13台、出走13台。

昨年の粟津原選手、今年の松原選手と、なぜか毎年、他クラスから強豪が移行してくるC2クラス。しかし、1戦、2戦ともに入澤選手が迎撃を続けている。そして第3戦を制したのは角皆選手だ。なお、調子を上げつつある粟津原選手はなんと、2本目転倒。1回転してのゴール。

角皆昭久選手 入澤勇選手 松原実選手
角皆昭久選手は今回の優勝で一気にシリーズ3位に(映像) 2位の入澤勇選手は、依然、シリーズポイントはトップの55点。シリーズ2位の松原選手へは18点差。(映像) そろそろ勝ちが欲しい松原実選手は3位。(映像)

A4クラス

参加37台、出走36台。

最多出走台数を数えるA4クラス。山下選手の欠場もあるのだろうが、順位1桁に入ったのははランサーのみ。 このクラスになると、今回ビデオを撮っていたコーナー入り口は、ブラックマークがつくほどのパンパン路面になってきた。

荒井信介選手 撮り損ないました。 北村和浩選手 宝田芳浩選手 屋代博美選手 櫛田正文選手
1位: 今シーズンは1位と2位しかない荒井信介選手。(映像) 2位の中村英一選手はお立ち台は去年の北海道以来。 北村和浩選手も今シーズン最高の3位。(映像) 4位: 宝田芳浩選手(映像) 5位: 屋代博美選手(映像) 6位: 櫛田正文選手(映像)

C3クラス

参加15台、出走15台。

C3クラスになると1本目と2本目のタイム差はほとんどない。中には2本目タイムダウンする選手も出てきている。そのなか、3秒半のタイムアップを成し遂げた田崎選手が優勝した。

田崎克典選手 谷田川敏幸選手 梶岡悟選手 国政久郎選手 炭山義昭選手 渋谷真選手
2戦連続2位だった田崎克典選手はついに優勝。(映像) 開幕から2連勝の谷田川敏幸選手は今回は2位。しかし依然シリーズリーダーの座は譲らない。(映像) 新型GDBが間に合わなかった3位の梶岡悟選手。次戦ダイハツから投入か(映像) 4位: 国政久郎選手(映像) 5位: 炭山義昭選手(映像) 6位: 渋谷真選手(映像)

Dクラス

参加13台、出走12台。

大井選手の一人相撲となりつつあるDクラス。もちろん、オーバーオールタイム。河内渉選手は2本目はDNFだったが、1本目のタイムで2位。

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